2016.1.16 機械製図セミナー開講記念に偉大な技術屋が基調講演!
2016年1月からスタートした新講座「リバースエンジニアリングから学ぶ機械製図セミナー」では、記念すべき第1回の参加者に喜んでいただくため、素敵なゲストを招待して基調講演を依頼していました。
そのゲストとは・・・2005年度日本機械学会学長/日本機械学会フェロー 田口裕也氏
田口氏は、技術屋.netの製品開発プロジェクトではアドバイザーとしてもご参加いただいている方です。
実は、このセミナーを開催するきっかけとなったのは、製品開発プロジェクトのDR(デザインレビュー)会のあと、田口氏と一緒に食事をしていた時の会話からなのです。
製品開発プロジェクトでは、メンバが初めて設計するパーツがほとんどです。これを短期間で実践するために、プロジェクトでは、既に世の中にある製品のリバースエンジニアリングを実施。その機能・機構を十分に理解した上で、新しく差別化を図る機構を検討するというアプローチを取っています。
そのことに対して、田口氏から日本の多くの製品は、海外の製品をリバースエンジニアリングすることから始まってきたというお話しを過去の事例と共に提供していただきました。
おもしろい・・・
その話しが非常に興味深く「設計して図面を描く」とは、本来どのような作業であるのか考えさせられました。と同時に、これを若手の設計者に伝えることはできないだろうか?と話しが進み・・・
田口氏が直々に命名した「リバースエンジニアリングから学ぶ機械製図」の企画がスタートしたのです。
今回のセミナー内に組み込んだ田口氏の基調講演では、私たちが聞いていた話を具体的な画像と数値で分かりやすく、さらに面白く説明するだけでなく、さらに幾つかのエピソードを追加。
巧みな話術も加わって非常に有意義な時間となりました。
参加者にとっても、よりリバースエンジニアリングを深く理解し、興味を抱く内容となったのではないでしょうか。
今後の機械製図セミナーでも、少しだけサプライズな企画を実施できたら面白いなぁ。と考えています。
(文責:K.T)